こころもよう

ほぼヒモのフリーター日記

頭の中にあるうちは、なんだって傑作なんだ

「頭の中にあるうちは、なんだって傑作なんだって。お前はその中から出られないんだ」


「10点でも20点でも自分の中から出しなよ。そうしないと、点数さえつかないんだよ」


昨日見た映画『何者』のセリフが忘れられない。



その日ぼんやりと考えてたテーマだったから、余計、そうほんとに!!おっしゃるとーりですー!!って心の中で何度も頷いた。




人がすでにやったことをみて「自分だってできる」と思ったことはないだろうか。


恥ずかしい話、私はある。


でもそれは、「自分だって(本気だして時間とお金をかけて、環境を用意したら)できる」ってこと。

完全に妄想…笑



すでにそれをやってる人っていうのは、その(本気だして時間とお金をかけて、環境を用意)した人。


たとえ、ほんとに自分が同じくらいの能力を持ってたとしても、その人とは全然段階が違うのだ。


全然、同じじゃない。




「自分でもできる」って思ったままなにもしないって楽。


だって、実際にやってみたら本当はそんな甘くなくて、想像してなかったような壁がたくさんあって、「自分にはできない」可能性だってある。


そんな中、「自分でもやればできる、本気だせば」なんて妄想だけしてたら、現実の自分に絶望することなんてない。


でもそれってなんだか、「自分になる」「私になる」、ちゃんと生きるってことを放り出しているような気がする。


実際に踏み出してみたら、できなくて「自分ってこんなちっぽけだったんだぁぁぁ」って思うこともあるかもしれない。


そんな、ちっぽけで、前までは「できると思っていた」ばかで臆病だった自分もちゃんと受け入れたら、そこからが本当のスタートだ。


もう少し進んでみたら、思ってた通り、やっぱりできるかもしれない。



今年は、「自分でもできる」って思ってたこと、思ったことをちゃんと「自分もやる」年にしたい。


去年もたくさん挑戦したけど、まだまだ「自分もできる」って妄想が頭の中にあるから。


そして、10点でも20点でもいいから頭の中から出す。


頭から絞り出したものが、目もあてられないような恰好悪いものだったとしても、それが今の自分。



こんなんじゃ人に見せられない、まだだめーーって一歩目を踏み出せないでいるよりだったら、「今はこれくらいなんです私」とどんどん自分を、恥を、さらしていく(笑)。


恥かいてもいいや。ばかにされてもいいや。
進まないよりはましだ、ってね。


そういうスタンスの方が、もんもんとしたところから早く抜け出して、遠いところまでいけるんじゃないかなと思う。


それをみて笑う人がいたって、やる人とその人の結果をただ見てる人では全然違うんだぜ~って思っとくことにする。



できる可能性じゃなくて、このくらいできるんだ、じゃあここからどうしようかって考えるようなことがたくさんあったらいい。



妄想の自分と、現実の自分のギャップを埋めていく。

それはほんとに怖いことだし、楽ではないんだけど。

私はそれが、ちゃんと自分を生きるってことだと思うから。



いやぁ、今年もなかなか大変な年になりそうだ。





今週のお題「2019年の抱負」より