うまくいかないひと。
いろんなことがうまくいかない理由って、なんだと思う?
恋人にフラれた、想いが叶わなかった、体調をくずした、なにかができなかった…
そんなとき
あれがよくなかった、あそこをこうしてれば、あの人のせいだ、などいろんなことがぐるぐる浮かんでは消え、浮かんでは消え…。
確かに細かいところを考えれば、その反省や後悔は正しいのかもしれない。
でも私が最近気づいたのは、そういうときは全部、「自分」じゃないことをしているとき、あるいは「自分」じゃなくなってしまう結末が待っているから何かによって阻害されたときなんだっていうこと。
そこにほとんどの原因があるんじゃないかと。
ここでいう「自分」っていうのは、本来の、もともとの、あるがままの、なんにも持ってなかったころの自分。
ひとは、「自分」でしか進めないように、うまくいかないようになっているんだなと最近ほんとに感じる。
一時的にうまくいってるような人でも、どこか無理をしていて疲れているなんて例たくさん見るし、私もかつてそうだった。
とくに、「自分」とのズレが激しい人と会うとすぐわかるようになった。外側の態度が明るいとか暗いとかそういうことに関係はなく、エネルギーが詰まっているようなかんじ。
だからうまくいかないときっていうのは、「自分」じゃない誰かになりたくて行動したときとか、これが自分なんだって「自分」を勘違いして進もうとしてしまったときとか、望まないほうが「自分」でいれたっていうときなんだと思う。
ひとは、「自分」でしかないし、「自分」にしかなれない。
そして、「自分」でいるからこそ、うまくいく。
それは、なにかで成功するとか有名になるとか、お金持ちになるとか、そういうことじゃなくて、「自分」が本当に求めているものにたどり着けるっていうこと。魂が知っている答えに。
ただ、ほとんどの人は小さいころから聞いている雑音に慣れてしまって、「自分」を勘違いしていたり、「自分」の存在に気づいてはいるけど怖くて「自分」になることを躊躇ったりしている。
人生は、聞きすぎてしまった雑音を振り払い、すっかり覆い慣れてしまった「自分」ではないだれかという殻を破ってあるべき「自分」を取り戻していくための旅のようなもの。
ほとんど忘れてしまった、なにも持たなかったころを思い出しながら、ひとつひとつ「自分」をつくるピースを見つけていかなきゃいけない。
でも、見つけたピースが間違っているときは、必ず「そのピースじゃないよー!」っていろんな出来事で教えてくれる。サインが必ずある。
それが、うまくいかないことの正体なんじゃないだろうか。
もしくは、「自分」になるためのもう一歩手前まで来ていて、あえて用意されたものとかね。
どっちのパターンかはわからないけど、どっちにしたって何かがいい方向に進ませてくれるのだから、
もうだめだ、なんていうときは…
私と一緒にお茶でもどうかしら。